それぞれが抱える寂しさのかたち


久々に孤独感に襲われていて気分が低迷していた数日間。
対処法は分かっているし、大丈夫だというサインはいくつも受け取っているので一時的なことだと理解しているけど、どうしたって気が晴れず、「24時間以内に波動が急上昇するようなものを見たい」と思いながら眠りについた。

そして今朝、何の期待もせずに久々にビーチに行ったら、こんな夢のような光景が。メキシコのピンクラグーンとまではいかなくとも、薄桃色に染まった海というものをいつか見てみたいなぁ。と思っていたら、まさにそれが広がっていた。すぐに陽射しが強まり、空も海水もみるみるうちに青く染まっていってしまったので、絶妙なタイミング。

もちろん、気分は上昇した。

私の寂しさは、子供が巣立っていくときのことを想像して胸が痛くなるという、親としては、ごく自然な現象。いつもそうなのかといえばそうでもなくて、その日が待ちきれないときもある。。笑

子供がいないから寂しいと言う夫婦がいるけれど、子供ができても、巣立ってしまえばやっぱり寂しい。離婚とか早期留学とかで距離ができて全然会えなくなってしまったら、かなり辛い思いをすると思う。

子供と一緒に生活していても、子供がずっと反抗期だったり、口もきかずに部屋にこもってしまう生活をしていたら、やっぱり寂しいかもしれない。

独身だから寂しいと言う人はいても、結婚生活がうまくいかないときに感じる孤独感の方が辛い気もする。

比べっこしても仕方ない。

日本で家族と住んでる人が寂しいなんて言ったら、家族と離れて海外で住んでいる私の方が寂しいと言いたくなるけど、それだって正しくない。

とある男性と、世間話をした。
専門職につくエンジニアで、契約が取れると世界各地に赴いて、数か月間の出張となると言う。チャットをしただけだったので、本当かどうかは分からない。そんな生活だから結婚どころか恋人を探すのにも苦労していて、寂しいんだと言っていた。
彼のような男性と結婚するって、一体どんな人生なのだろう?と思い巡らせてみたけど、想像がつかなかった。

すると、翌日出会ったクライアントが、まさにそうした男性と結婚した女性だった。夫はほぼ単身赴任状態で、家に戻ってくるのは年に数回のみ。7日間の有給のうち、2日間は移動日で、あとの5日間は自宅で寝ていて、そんな生活が18年間続いていると言う。え~!それはちょっと辛いかも、と私が言うと、ひどいでしょうと彼女は答えた。

どこまで本当なのか分からないにしても、
結局、3人の子供達を自分一人で育てあげたも同然。しかも数年前に乳がんを患ったときも夫は不在。末っ子は高校生で、いい子だけど学校から帰ると部屋にこもってドアを閉めてしまう。私の人生って何だったの?寂しくてたまらない。友達をつくったり趣味を持つ気分にもなれないと言う。闘病生活はどんなに辛かっただろうと思う。私は話しながら、彼女が飲酒と禁煙に依存していることになんとなく気づいた。

子供が3人もいて、結婚してて、経済的にも恵まれているし、きれいな容姿なのに、寂しさに押しつぶされてしまっている、私と同い年の女性。形こそ違えども、誰だって似たような不安感や寂しさは心のどこかに潜んでいる。それが浮上してきて、なかなか消えないでいるときには、対処法を知っておいた方が絶対にいい。

次のクライアントは60歳の女性。
この夏に最愛の旦那さんを亡くしたばかり。先月に会ったときには涙が止まらない状態で、今回もまた涙を見せた。
ところが、シニア向けのデートアプリに登録してみたというので、椅子から転げ落ちそうになってしまった。

「夫が亡くなってまだ4カ月しか経ってないし、私の心は完全に夫のものだから、再婚相手探しっていうんじゃないの。お茶のみ友達が欲しいと思って。家で一人でいると気が滅入るから、そうしなさいよって娘が薦めてくれたのよ。

会員費払って誰かに出会っても、体の関係が持ちたいか分からないし(聞きたくない。。。笑)、今の時点で誰かに夢中になられても困るから、どんな人がいるのか見たかっただけなんだけどね。
無料で登録すると、登録会員の写真がボヤけてて見えないのよね。だから、カスタマーサービスに電話して、事情を説明して、3日だけ無料で使えるクーポンを貰っちゃった」

思わず笑った。アメリカ人に多いそういう明るさと、容姿に対して自信があるところは、いつもすごなぁと思う。今やシニア世代もネットでの出会いは珍しくもなく、彼女いわく、離婚や未婚のみならず、伴侶を失った人たちも結構登録しているそうだ。

絶え間なく絶望や悲しみの波に襲われているはずの彼女が、引き潮のときにどうにか立ち上がろうとしている姿には胸を打たれるような気がした。あっという間に3日間が終わってしまった。スマイルマークを送ってきた遠距離に住む男性と、メールアドレスの交換をしてみたそうだ。
何かが起きる可能性はないにせよ、少し気が晴れたと言った。

それで、エスターの言葉を思い出した。

エスターはジェリーが移行したとき
(亡くなったとき)
もう二度といい気分になることはない、
と思っていました。
でも、自分自身と一致してみると、
自分の置かれた状況に拘わらず、
幸せになる理由がないのにも拘わらず、
幸せが湧き上がってきてしまう。
それに気づいたときは罪悪感にかられて
「ジェリー、ごめん!」
と謝ったものです。
(会場’笑)
どんな境遇でも、
幸せを感じることが
無条件の幸せなのですよ。
エイブラハム流・幸せになるとどんどん叶う


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