価値観の違いを乗り越えると、幸福度は高まる



数か月前に、こんな記事を書いた。夫と死別した50代後半の素敵な女性が、今の彼氏と出会ったいきさつを話してくれて、心に残ったから紹介してみたのだけど、


まさにその彼女が、数か月ぶりに現れた。私のクライアントになっていた。

『アフリカに旅行に行ってきたの』
と幸せいっぱいの顔をして、きらきら光る結婚指輪を見せてくれた。

彼女のことはよく覚えていたのだけど、話の内容をすっかり忘れてしまっていた私は、お祝いの言葉とともに、『で、その人とはどうやって知り会ったの?』などと聞いてしまったので、彼女は軽くコケたかもしれない。

だけど嫌な顔ひとつせず、またもや、最初から丁寧に話してくれた(笑)
楽しかったというアフリカ旅行のことも。

プライベートで管轄されている広大なサファリに滞在したこと。宿も食事も素晴らしかった。大自然が美しく、野生動物たちにも遭遇した。

『わ~素敵。そんなふうにして、動物たちも保護されているって素晴らしい!ほら、海外からハンティングに来たり、その一部を密輸したりする人たちが絶えないみたいだから。。』

と私は言ったが、彼女がこう返事したので、またもや失言したことに気がついた。

『私の旦那、ハンティング目的で毎年行くのよ。もう数えきれないほど行ってるの』

しかも、場所はジンバブエ。。。。。。

つまり、彼らがトロフィー・ハンティングに行っていたと気づき、少なからずショックを受けてしまった。

ジンバブエで野生動物の狩猟といえば、どうしたってトランプ大統領の息子たちを思い出してしまう。

息子2人は2010年にジンバブエのトロフィー・ハンティングに行った際に、さまざまな野生動物を殺傷してきた。命を絶たれてグッタリとした美しき野生動物たちとのツーショット写真を誇らしげにSNSでシェアをして、大炎上していたことは、今でも記憶に新しい。

写真を見ることができる。観覧注意


目を覆いたくなるような写真ばかりだが、ジンバブエ共和国では、合法的に野生動物のハンティングビジネスが繁盛している。業者のサイトを見ると、たとえばアフリカゾウの場合だと2週間の旅で一人につきハンティング料金が400万円からとなっている。

豹やアフリカゾウは絶滅危惧種の動物のはずだが、それに加えてトランプ大統領は2年前にジンバブエとザンビアでハンターが合法的に狩猟したアフリカゾウの象牙などの米国持ち込みを解禁にした。

そんなことを思い出していたら、彼女は、ちょっとだけ言い訳がましく、野生動物のバランスを保つために狩猟はするべきだと言った。

そうなのかもしれないけれど、ほとんどの人から見れば、トロフィーハン・ティングなんて、野生動物を殺して見せびらかす裕福層の悪趣味にしか見えない。

私は、それについてはもう何も言わなかったけれど、彼女はシマウマの肉料理がおいしいくて驚いたとつけ加えた。これからも必ず毎年行くそうだ。

彼女がハンティングを心から楽しんでいるとは思えないし、その場にいたかもわからない。でも、多くの人たちが頭ごなしに非難する旦那さんの趣味を迷いなく受け入れていることは確かだ。批判をするなんてもってのほかなのだろう。

今や、こちらの出会い系サイトのプロフィール欄には『トランプ支持者はお断り!』と書く人もちらほらいる時代。価値観が合う人と出会えればラッキーだけど、愛する人の意見や価値観を尊重し、違いをうまく乗り越えられる人ほど、幸せ度も高くなるんだろうなと改めて思った。

と書きつつも、アフリカにトロフィー・ハンティングしに行ってSNSで写真を共通する人と価値観を乗り越えて仲良くなることは、私にはできないけど。。



トロフィー・ハンティングがもたらす地域社会への光と影について書かれてあるサイト↓
たとえば、私が南アフリカ共和国で出会ったゲーム・ランチのオーナーは、オランダ系移民のアフリカーナーであった。彼らの多くは、植民地時代に手に入れた広大な土地を、家畜を飼育する牧場として経営してきた。やがて、家畜に代わって野生動物を導入する者や、家畜と野生動物を一緒に飼育する者が現れた。オーナーは、このなかで野生動物を繁殖させ、客を呼び込んで撃たせることによって、経営を成り立たせている。(引用サイト)

彼女たちは、まさにこうした場所に行っていたのだと思う。


トランプ大統領によるゾウ虐殺を阻止の署名サイト

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