人それぞれの情熱、そしてタイミング



ときどき仕事で足を運ぶ、エネルギッシュな波動に溢れてる場所がある。


世界中からティーンが来ている。アスリートを目指す子たちも多い。夏になると、日本からもたくさん来る。サマーキャンプの参加者たちは、毎週メンバーの顔ぶれ(国籍)が変わる。それだけでも、大きなエネルギーの流れを感じる。

保護者の姿もちらほらあるが、ほとんどのティーンたちは、大きな荷物を抱えて、たった一人で飛行機を乗り継ぎ、英語が分かっても分からなくても勇気を奮ってこの場所にたどり着く。そして、汗だくになって、自分が情熱を捧げているスポーツに打ち込む。

地球のほぼ反対側にやって来て情熱に打ち込む彼らと接して、なんて素晴らしい勇気と情熱、冒険心だろうと思う。

でも、彼らが、自宅の子供部屋に一人でこもっているティーンよりずっと幸せで、ラッキーで、素晴らしくて、勝っているのかといえば、どうだろう。

私は、別にそう思わない。

昔はそう感じる部分もあったけれど、今は、色々なケースを見たり、子供達や自分自身の成長や変化を見ながら、そうでないと心から思える。どちらかが勝っているというようなことはないのだ。

それぞれが違って、誰もが違うタイミングで違う体験をしているから。

子供部屋でゲームをして静かに過ごす方が幸せなら、それでいいと分かってきた。運動したくない、まして海外に行きたくもない子には、そんな体験など苦痛でしかない。

もしも気分や体調が低迷していて部屋から出られなかったり、お金がなくてそうした体験をできないのであれば、それはコントラストとなり、その反対を望む願望が強まってゆく時期である。強くなるほどバネが引かれて、ひとたび抵抗感が外れたときのスピード感やスケールの大きさは周囲を驚かせるものがあったりする。

それに、年齢だって関係ない。

この4月に、友達がサハラ砂漠マラソンに参加したことを書いた。数日間におよぶ砂漠での過酷なマラソンの、一番最後のランナーとしてゴールに辿りついたのは、70歳の日本人男性だった。それは写真で見て知っていたけど、あと数分で時間制限になってしまう!と心配したみんなに励まされて走り切ったという話を友達の口から聞いて、改めてじーんとしてしまった。


常に「完走!」「完走!」と胸に言い続け、各ステージのゴールは考えず各ステージのチェックポイントの通過ばかり考えました。「次は考えるな!」「このチェックポイントを通過しろ!」いか悪いか、でもこのおかげでで完走できました。
レース体験談・サハラマラソン

今に集中することで生まれる力はこんなにすごいのだなと改めて思った。3年連続でサハラ砂漠マラソンを完走した70代の日本人女性はこんなふうに言っている。


どうして走るのか。よく問われますが、自分の頑張っている姿を見せたいからなんだと思います。忙しくて幼かった娘たちには何も教えられませんでした。だから今、大人になった娘たちに「続ければ何でもできる」ことを伝えたい。かつての教え子たちにも、先生は今も「気合い」と「努力」を実行しているよ、と。引用元

自分では何もしていないのに、口先だけで子供達に、頑張りなさい続けなさいとアドバイスしても、伝わらない。エイブラハムもそう言っているが、私にとって耳が痛い。


80~90代で大活躍している人たちが世の中には色々といることを知った。すべての本を読んだわけではないが、インタビュー記事を見るだけで勇気を与えられたような気分になってきた。

人それぞれ、情熱を注ぐもの、幸せを感じられるもの、何かをするタイミングというものが違うのだから、それをちゃんと理解できれば、人生はもっと楽しくなってゆくと思うのだけど、どうだろう。





『様々な分野で第一線で活躍されながらも最高齢の方たちへのインタビュー集。全員に共通しているのは必ず大きな逆境や回り道をしていること。五年や十年の失敗や不遇は人生からみたら取るに足らないことだと再確認できます。一時辛くても、それは「スパイス」で、塞翁が馬です。そう信じ込めれば楽しく生きれると思えます』(アマゾンのコメント)



90歳、現役弁護士が語る「本当の幸せ」
『人生は迷うことだらけ。でも苦しみは放置せずに乗り越えていかないとね。『どん底』を変えられるのは結局は自分自身なのですから(引用元)

 
73歳から習い始めた油絵に熱中。80歳から毎年100号の絵を描き上げ、90歳を超えてから現代童画展文部大臣奨励賞を受賞。100歳以降も国内外に旅、と好奇心一杯の111歳レディの絵とエッセイ。(アマゾン解説)




2014年に世界最高齢と「ギネス認定」された95歳の現役パイロット・高橋淳氏。「老い」をまったく感じさせない空の大ベテランは、果たして空から何を学んだのか?




88歳の現役モデルが教える昨日のあなたより、今日のあなたを好きになる方法。



98歳現役ピアニスト。海外でも活躍。90歳を越えてから2階建ての家に住むという夢を叶えるために家を新築。
「何事も経験、それは人生に彩りを与えてくれるから、“遅すぎる”なんてことはない。」引用元


 
『目標があれば、人は何歳からでも変われる。老化を遅らせ、人生を生き生きと過ごすことができる。本書はそのことを知っていただく、いわば皆さんを「焚きつける」本です。習い事を始めるなど、まずは身近な目標を立ててみてはいかがでしょうか。「自分にとってのエベレストは何なのか」。本書が、それを考えていただくヒントになれば喜びです。』

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