ゲーマーの夢も叶う

bbc.com

どこかの過去記事にも書いたが、私のアメリカ人の親友の息子君は、イジメをきっかけに登校拒否になってしまった。自室に閉じこもってゲームをする生活が、もう1年ほど続いている。有名な進学校に通っていたのに、退学手続きをとって、今後の予定が立っていない。


息子君は、小中学校のときは、ずっと成績がトップだった。成績表にはAしかついていない。キュートで性格も良くてクラスの人気者で、先生からも可愛がられていた。

どうして彼がイジメの対象になってしまったのかは分からないが、事態が一変してしまった。昔は誰より輝いて幸せに見えたのに、今は誰より幸福度が低い。私の息子はほとんどゲームをしないので、共通点がなくなってしまった。彼は、一緒にゲームをできる相手でないと心を開かない状態だ。親友は他州に引っ越してしまったようだが、毎日ゲームで繋がっているらしい。きっと他にも数人ほどそうした仲間がいるのだろう。

今の時代、ゲーム漬けになることは決して悪いことではないと私は思っている。もしも彼が楽しんでいるのなら嬉しいし、それが情熱であるなら、何かが開けるかもしれない。

エイブラハム的に言えば、一番良くないのは、親が心配しすぎて、不安のエネルギーを送り続けてしまうこと。愛と心配の波動は異なるので、どうしても息子君に影響を及ぼしてしまう。実際にそうした状況になったら親として心配するのは当たり前なのだけど、母親である彼女はこの夏とうとう心配を手放して、1カ月ほどパリに遊びに行っていた。

今週末に戻って来るから、すぐに一緒にランチでもしたいという連絡があったので、返事をしてからネットニュースに目をやると、17歳のBughaと呼ばれるゲーマー高校生の記事が目についた。

数日前に『フォートナイト』ワールドカップがあり、彼がソロ部門で優勝して賞金約3億円を獲得した。そんなイベントがあったとは!
ゲームへの情熱を貫いたら、こんなことも起きるのだ、という現実を見せつけられた気分だ。



ゲーマーを批判していた人たちは、これを見てショックを受けたことだろう。100万円とか1000万円ならまだしも、この年齢で3億円を稼いでしまうとは。クジに当たったのではなく、築き上げてきた自分のスキルで得たのだから。しかも、楽しみながらやっている。
批判していた人たちは、自分の方が何か間違っていた気分にならないだろうか。

 

会場には子供を連れた親もたくさん来ていて、フットボール会場か何かを彷彿させる。「eスポーツ」という言葉にあまりピンと来なかった私も、ようやく腑に落ちた気がした。

ゲームをまったく知らない私でも、解説者の巧みな言葉に引きこまれて接戦シーンを2回くらい見てしまった。「Bughaの一人勝ちなってきてます!僕は本当に、こんなすごいシーンを微笑んでやってるゲーマーは見たことがない!!」(笑)

優勝した瞬間や、勝者インタビューで家族が出てきたときなど、ジーンとしてしまった。ゲームが人を感動させるなんて、私の知らない世界だった。その場にいたゲームファンにとっては、もっと感慨深かったに違いない。

彼にとってFortniteは、仕事みたいなものだと言う。自分の時間はすべてこれに使っている。理由は、ただ単に、やりたいから!

そこまで情熱を捧げている人間を目の前にすると、他人は批判するどころか、羨ましくさえ感じるのではないだろうか。何が正しくて、正しくないかということすら、分からなくなってくる。





司会者「3ミリオンドルの賞金はどうするの?車を買うの?と聞きたいところだけど、免許まだ持ってないんだって?じゃあ何に使うの?」

Bugha「将来のために貯金して、新しい机を買うよ。」

司会者「机?? 新しいパソコンはいらないの?」

Bugha 「いらない。」

司会者「このゲームを知らない人も多いと思うけど、優勝のために何をしたの?」

Bugha「この2年間、自分の時間のほとんどすべてをゲームに費やしていたよ。」

司会者「たとえば1日何時間?」

Bugha「6時間くらい。学校の休み時間とか、フリータイムとか、放課後とか。」

司会者(両親に向かって)
「子供達に向かって『フォートナイトはもういい加減にやめなさい!』って文句を言ってた親は、これからどうしたらいいんでしょう?笑。
あなた方も、そんなときはありましたか?」

両親「もちろんです。今でも言いますよ。でも、成績をちゃんと保つことができていれば、まあいいだろうということにしてるんです。幸い、成績は落ちたことはないんですがね。これからもっと年下のプレーヤーがどんどん出てきて追い抜かされてゆく中で、息子が25歳になったとき、ファーストフードレストランで働いて欲しくありませんから。」

司会者「さて、君は優勝して、大金を手にした。で、これからどうするんですか」

Bugha「家に戻って、休んで、明日からまたフォートナイトをやります」

すご~い。


実際に、この記事を書いている今この瞬間にBugha君のチャンネルを発見してクリックしたら、本当にゲームをしている真っ最中だった。
https://www.twitch.tv/bugha

彼の場合は優勝やお金が目的ではなく、ただひたすらゲームが好きだという延長線に、優勝と賞金があった。この情熱は誰にも止めることができない。ということが、よく理解できる。

私の親友の息子君は、学校生活や友達関係とのバランスが取れずにゲームだけの生活になってしまっているところが心配だが、同じようにゲームが好きなのであれば、その情熱から何かを受け取って世界が開けるかもしれない。

こんなふうに書いているが、正直言って私だったら、自分の息子がここまでゲームに夢中になっていたら、やっぱりイヤかなとは思う。もっとリアルな体験して欲しいと思うし、もっと家族や友達と時間を過ごして欲しいとか、色々な感情や希望が湧き出てくることだろう。

でも、そうした気持ちの源を突き止めてみると、自分は本当に、子供のためを思ってそう考えているのだろうか。本当に子供のためになることなんて、私にはわかるのだろうか。こちらの都合や狭い見解で物を言っているのではないだろうか。。。



今の時代の子供たちの波動は、
これまでになく高速です。
自分の魂としっかり調和して
スピードアップしています。
親子の波動のギャップが
広がっているのも今の世の中。
彼らにとって、もっとも愛する人間(親)
が自分の可能性を信じてくれないのは
かなりストレスがたまることなのです。
だから、こそ、
彼らは自分が批判されない世界に
身を置いてしまう。
そうした世界を探してしまう。

(私の勝手な訳なので転載禁止)
エイブラハム流・幸せになるとどんどん叶う
ゲームに夢中な子供には、どんなふうに対処すべき?

 
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