ピーチ航空の採用状況を読んで思い出したこと


今日のこの記事を目にして、遅ればせながら、日本にはピーチという航空会社があることを知った。

LCCピーチ「他業界出身のCA」を生かす3ステップ
「看護師、旅館の女将」など多様な人材を採用

記事によると、この会社で採用される客室乗務員の前職は、航空・旅行会社と関係ない場合が多く、

『保育士、バーテンダー、新幹線パーサー、バイオリン奏者、看護師、旅館の女将……。実に多様です。もちろん他社で客室乗務員やグランドスタッフだった人も多くいますが、それにしてもこれほどの前職の幅の広さは、取材した他の企業ではなかなかありません。実際、Peachの社員たちは、自分と異なる前職の持ち主から、いまの自分たちの仕事にプラスになるさまざまな経験を得てきたと言います。』
(サイトより引用)

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斬新!今の時代らしくていい!

。。。。と思ったけれど、よく考えてみたら、私自身が7.8年前にまったくの未経験にも拘わらず航空会社からスカウトされていたことを思い出した。

正確には、航空会社からではなくパイロットから直接話があり、航空会社ではなくプライベートジェット会社だったが。



そのパイロットの男性は、近所に住んでいるらしかった。

私は全然知らなかったが、犬を散歩させているとき、何度も私を見かけていたそうだ。

あるとき、近づいてくるなり自己紹介をして、自分は大手の航空会社のパイロットであると告げてきた。1年の半分以上は海外に住み、そこをベースに飛んでいるけれど、それ以外は海を越えてフロリダの自宅に戻ってくる。

外国語訛りの強い、少し年上の男性だった。色々な話を聞くのも楽しくて、近くのカフェでおしゃべりするようになった。

せっかく自宅に戻ってきているのに、1人ぼっちで寂しいのか、あるいはワークホリックなのか、あるいは飛行機が好きでたまらないのか、彼は、じっとしていることができない。

そのときも、LAから名指しで仕事が入ったと言いながら、海外から戻ってきたばかりだと言うのに、またもや、さっさと飛んで行ってしまった。

仕事の内容は、あのジョニー・デップと、当時の奥さんであったバネッサ・ウィリアムズの家族旅行のお伴。南の島にバケーションに行く彼らのプライベートジェットのパイロット。

ジョニー・デップは、家族とともにLAとフランスに住んでいたが、3.6ミリオンドルでバハマにも島を購入していた。人気絶頂期が長く続いていたから、パパラッチからの逃げ場が必要だったのかもしれない。それにしても、ゴージャスな話だ。

1週間ほどすると、パイロットの男友達は、涼しい顔をして戻ってきた。ジョニーはいい奴だったと言っていた。

それからまた1週間ほどすると、今度は空っぽの飛行機をブラジルからカナダに移動させる仕事が入ったから、一緒に行こうと言ってきた。乗客も客室乗務員もいないと言う。彼がパイロットで、私が乗客。
でも、飛行機の移動って本当にそんなふうにしてするのだろうか?

死ぬほど面白そうでワクワクしたものの、彼と二人きりでどこかに行くということがどうしても考えられずに断ってしまった。独身だったら行っていたかもしれないが、私は子供と過ごす毎日がとても幸せだったので、天秤にかけると、そうした冒険も色あせてしまう。

それで彼は、別の州に住む自分の息子を同行させていたと覚えている。

彼は務めている大手の航空会社を辞めて、海外のプライベートジェット会社に移籍することになっていた。

そして、実はフライトアテンダントをリクルートしているのだと言い、私を熱心に誘ってきたので心底驚いてしまった。

「経験者じゃない方がいいんだ。若くない方がいい。人生経験が豊かで、母性本能があり、若い子にはない、大人の余裕がある女性!」と彼は言った。職歴も学歴も年齢も関係なし。

それにしても無謀な気がする。安くつくから?と思ってしまった。

「そもそも、自分が推薦すれば君は決まったも同然なんだから、契約書にサインをしたら、マイアミのトレーニングセンターに6週間ほどトレーニング受けに行って欲しいんだ。」

私は小学生の子供と月の半分を離れて暮らすことなど考えられなかったし、なによりパイロットのその彼と一緒に外国に行くということがまったく考えられず、それもまた断ってしまった。

だけど考えてみれば、アメリカの航空会社だって客室乗務員の採用条件はアジアに比べるとずいぶんとゆるいはずだ。年齢制限だってないかもしれない。先月日本に行ったときは、70歳くらいのフライトアテンダントがせっせと元気に働いていて仰天した。

念のために調べてみると、アメリカにおいて、客室乗務員の採用条件となるのは高校(GEDでも可)卒業であること。カレッジでホスピタリティコミュニケーションやツーリズムなどの学位があると有利。会社によってはホテルやリゾートなどで2年間の職歴が必要であり、視力や体力の基準がある。(参考サイト How to Become a Flight Attendant)

そして、

「目につく場所にタトゥがないこと。ピアスを開けすぎてないこと。奇抜な色の髪の毛に染めていないこと。」

だそうだ。



ピーチとは、全然関連性のない話になってしまい、失礼しました。


   


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