里帰りして思ったこと



東京からフロリダに戻ってきた。
楽しい里帰りだったなぁ~とホクホクした気分に包まれている。

愛情と笑いに満ちた、とても幸せな毎日だった。色々な意味で、ずいぶんとたくさんの物を受け取ってしまった。愛されていることを実感する。国境を越えても、自分の中の愛はボーダレスだと感じた。心の枠を外しておくと、大切な人との関係が、もっと深まってくる。自分のスペースは、自然と保つことができるようになる。

この反対が、心に壁を張り巡らせること、ということで、他の誰でもない、自分の思考がそうさせてしまうのだが、流れこむ愛も富もセレンディピティですらも、受け入れることができなくなる。

里帰りがちょっと大変な時期が、数年間ほどあった。家族の事情があったり、滞在中に色々な事務処理に追われたり、そういうときに限って、思わぬハプニングに襲われる。あちこち行動して疲労するが、自分の子供が日本を楽しめるように、気を配いながら、また疲れる。
ありがたいことに、意識的に過ごしていたおかげで、たくさんの協力を得ることができて、すべてはちゃんと解決したが、当然ながら、感情がブレることもあった。

そうした時期は、エイブラハムの理解を深めるとともに終わりを告げた。(幸せになると、どんどん叶う)

今回は日本で会ったみんなが、おなじように健康で自由で豊かな時期だった。迷いのないエネルギーが集まれば、楽しくないわけがない。

これも永遠には続かないと分かっているから、今を大切にしようという気持ちになる。小さなことで悩んだり迷ったりする時間がくだらなくなる。今を意識すると、現実も変わる。

東京で過ごすときの緊張感は、私にとっては良い刺激だ。フロリダは美しいリゾートであっても田舎なので、緊張感などなくなってゆくし、文明社会からも落ちこぼれてゆく気がする。。。

あーあ。

。。。。といっても、帰宅してガッカリしているわけではない。

空港には愛する人たちが幸せな顔をして迎えに来てくれた。友達からも次々と連絡が来るし、今日は楽しく仕事をした。相変わらず、素敵なことを受け取っている。


今日会ったアメリカ人女性のクライアントは、私の顔を見るなり、来週、旦那と日本に行くの!!!と、目を輝かせた。私は昨日戻ってきたんだよ、と言うと、質問責めにあった。東京、奈良と京都と富士山に行くそうだ。

日本にいたときは、別のクライアントが家族旅行で東京に来ていた。フロリダに住む台湾人で、里帰りのついでに、子供達が行きたがっている日本に立ち寄るのだと言っていた。日本に着くまでは毎日のようにラインが来ていたが、到着後に音沙汰がなくなった。。。。(笑) 滞在を堪能してくれていたらいいけれど。

仕事仲間の年下のアメリカ人女性は夫婦で何度か日本を訪れている。去年の日本旅行ではチームラボに行ったり原宿、パンケーキなど私と行動が似ていたので、そんな話で盛り上がった。再来年もまた行くそうだ。

別のクライアントは、とても親切なゲイカップルで、去年の暮れに日本で神戸発のクルージングを楽しんでいた。戻ってきたとき、お土産を持ってきてくれた。

「ただの知り合いレベル」になると、日本から一番遠いアメリカの州のフロリダから、日本を夢見て旅立つ人たちはもっといる。

日本にいる人たちは、海外旅行者がどんどん増えていて嫌だなと思う人もいるかもしれない。でも、旅行者たちは、そんなふうに瞳をきらきらさせながら、日本に行くという夢を叶えて成田や羽田に到着している。

夏休みになると、今度は日本からたくさんの子供達が留学にやって来てくる。(すでに来ているグループもいる)

時差ボケになっていないことに安堵しながら張り切って仕事をしていたが、午後から強烈な睡魔に襲われた。夕食の約束があったので後悔した。すると相手も明日からパリに経つ荷造りでよれよれになっていると分かり、延期することになった。一緒にパリに行くように何度も誘われていたが、今の私はパリより日本の方が楽しい。

息子と自宅で軽く食べたあと、一緒に「チェルノブイリ」の最終回を見た。息子はすでにリアルタイムで見ていたが、私も見るべきだというので、Ipadを持ってきた。

過去記事:
被爆シーンがショッキング。歴史を振り返りたい原発事故の新ドラマ
放射能ーフクシマ、そしてグランドキャニオン

だけど私が5分ごとに寝落ちするものだから、「ちょっと寝てきて!」と言われてしまった。

少しだけ寝て、夜の9時過ぎに起きると、また夕食の誘いを受けたが、フロリダの夜は早い。下手するとこの時間は、ラストオーダーのところもたくさんある。そんなこともあり、外出は面倒なので断って、「チェルノブイリ」の続きを息子と見ることにした。



東京では、眠らない街を堪能した。

久しぶりに再会した親友が、私を眠らせてくれなかった。2晩続けて恵比寿や六本木をぶらぶらしていた。
足を踏み入れた可愛いバーで、隣の人と盛り上がったり、真夜中過ぎてからパスタを食べに行ったり、明け方近くに重々しいカウンター席に座り抹茶とケーキを楽しんだりした。そんな時間にも、狭い通りに人がいる。始発を待って駅の近くでふらふらしている人たちもいる。なぜか、キューバのオールドハバナの細い路地で、真夜中を過ぎても建物の外で雑談している人たちの光景がよみがえった。

3年前に、当時つきあっていた彼と2人で日本に行ったことがある。ハワイ旅行のついでに、私が親に会えるように東京まで連れて行ってくれた。

秘書がチケットを手配するから、滞在したい場所を教えてくれと言われ、私は大失敗してしまった。深く考えることもなく、東京駅の近くを指定したのだ。

私はその前の10年間ほど、子連れ里帰りをしていたので、東京のナイトライフのことなど完全に頭から消え去り、どこでどう遊べるかなんてことは(もともとそれほど詳しくはないが)すっかり忘れてしまっていた。

滞在先のホテルは素晴らしかったし、交通の便もよかったし、日中の行動も楽しかった。だけど夜遅くに小腹が空くと、レストランが開いていない。レストランの数も少ない。色々と歩き回ったけれど、見つからない。

あれ、東京は眠らない街じゃなかったっけ?と驚いてしまったし、うまく案内できずに、今考えてもちょっと申し訳なく思ってしまう。

しかも彼の秘書が時差を考えずに予約を入れたため、1週間日本に滞在できるのかと思ったら、実際には4泊くらいしかできなかったというオチだった。私もうっかりして全然気づかなかった。

消化不良な旅を終えてアメリカに帰宅した。

自宅に戻り、以前作っていた「ビジュアルボート」にふと目をやると、『ロマンティックな4泊5日東京の旅』と書かれたアメリカの旅行雑誌の広告が貼り付けてあった。

子供を長く留守番させられないから、短期で彼と日本に行けたら楽しいだろうなぁ、なんて考えながら、あまり深く考えることもなく、切り抜いておいたことを思い出した。

4泊5日という日本の旅は、私自身が願って叶えた旅だった。

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