●マインドフルネスで閃いたビジネスアイデア【バナリパの創立者に学ぶ】


The Republis of Teaから可愛いお茶が出ていることに、遅ればせながら、気がついた。3フレーバーのミニ缶セット。



日本で売られている紅茶のかわいらしさには叶わないけれど、なんだか色合いがアメリカっぽいので、お土産に買ってみた。




創業者が書いたビジネス本


リパブリック・オブ・ティーの創業者のメルとパトリシア・ジーグラー夫婦は、1978年に、あのバナナリパブリックを設立し、10年後にGAPに売却した。

その後、このリパブリック・オブ・ティーを設立してから、やはり2年後に売却している。




ちなみに、モールが低迷している今現在、バナナリパブリックはGAPが所有するリテールの中で一番業績が思わしくなく、1年前にNYCのヘッドクォーターが閉鎖された。

私の近所のモールではまだブティックは存在しているが、そういう意味では、さっさとGAPに売却したということで、先見の目があったのか?アメリカンドリームには違いない。

ビジネス書も出している。90年代に、ビジネス分野でベストセラーになった。


 


英語だけどキンドル版のアンリミテットは今のところ無料。レビューも高い。

ちなみに、この本を読んで感動したロンというリッカ―ビジネスの成功者が、リバブリック・オブ・ティーの買収オファーを出して、現在の所有者になっている。


もともとはバナナリパブリックスから始まった


メルとパトリシア・ジーグラー夫婦の、2014年づけのインタビュー記事がある。当時2人は60代であり、CA在住の企業家として紹介されていた。バナナリパブリックを売却し、紅茶の会社(The Republic of Tea)をも成功させて、前述のロンに売却した後になる。


メル(夫)
1978年にバナナリパブリックを始めたとき、僕たち夫婦には1,500ドルしか手持ちがなかった。資金もなければ経験も、コネもない状態だったんですよ。

パトリシア(妻)
「私達はSFの新聞社をやめたところで、家賃の支払いが心配でした。そんなとき、メル(夫)がオーストラリアに雑誌の仕事で行ってきてね。3週間後に戻ってきたときは、バミューダシャツを着ていたのよ。なかなか似合っていた。そしてジャケットがとってもよかった。それで私は、新しいボタンをつけて、ひじのところにパッチを当てみたの。

すっかり輝いて見えて、メルはそれをどこに行くにも着て行くようになり、いつも褒められてしまう。それで、ミリタリー色を添えたサファリスタイルファッションを売ってみようと思いついたの。

たまたま近所に大きな問屋があって500枚もの美しいスパニッシュ模様のシャツがあったから、持ち金の1500ドルをすべて使って購入したんだけど、あとから袖が短すぎたことに気づいたのよ。」

記者
「とはいえ、会社は大成功を収めて1983年にGAPに買収されたのですね。今現在、GAPの傘下となったバナナリバブリックスは、創業当時のオリジナル版から見るとどんなかんじですか。」

メル(夫)
「我々にとってバナナリバブリックスは、実はファッションがメインじゃなかったんですよ。皮肉な事に今となっては2.6ビリオンドルのファッション企業になっていますけどね。

創業当時のバナナリパブリックスは個性に溢れた独自の店で、すべての衣服がパトリシアによってデザインされていた。キッチンテーブルでカタログのイラストを描いていたんです。

仕事が忙しくなってくると、アーティストを雇うようになりましたが、彼らだって商業的な仕事の体験はゼロ。我々みたいに企業から見たら使えないような人たちを集めていました。

私達は、バナナリバブリックスで儲けようなんて思っていなかったんです。その仕事をすることで、自由になりたかった。自分達がしたいことを、好きな相手とする。行きたいところに行く。でも、それが企業という形になると、すべてが利益を目的とした手段になってしまう。

記者
「最終的には成功したものの、貯金をすべてあのシャツに費やしたときは、失敗したらどうしようとう恐怖感はなかったのですか?」

メル
失敗する選択なんてありませんでした。手元にあるのもをすべて差し出したときは、うまくゆくように頑張るしかない。それが最大のレッスンでしたね。

もともと私は物書きであり、パトリシアはアーティストで、私達はビジネスバックグラウンドがまったくなかったのです。

だから、自分達がやることすべてが学びでした。

私達はひたすら行動し、そこから学びとっていったんですよ。
ずいぶんとワクワクしたものでした。こうしなければならない、などという定義もなく、自分たちなりの発見や創造をこなしてゆく。物事をまっすぐに見つめて、それに反応してゆけるのですから。


紅茶ビジネスが閃いた!



メル 
「バナナリパブリックを運営していた10年間、私達はずっと働き続けていました。それ以外のことは何もしなかったと言っていいほどに。
そして最後に、自分達の思う通りに自由になった。すると、誰もかれもが問いかけてきたんです。

次はどうするの??

私達は、次のことなんて考えたくなかった。それまでの人生は、成功して、頑張って、成功して、頑張って。そんな電車から降りたくなったのです。

すると、仏教の師になった友達に言われました。何もしなくていいんですよ。何もしないことを、しなさい、と。

それで私は仏教学者のジャック・コーンフィールドの10日間のリトリートに参加しましましたた。そこでぶらぶらしながら、書いたり読んだりしてみたいと思ったのです。

なのにジャックは、物を書いてもダメだし本を読んでもダメだと言う。喋ってもいけない。ただ、座っておけと。びっくりしましたよ。


ジャック・コーンフィールドの関連本

 


手放す生き方/ジャック・コーンフィールド(楽天)


私はコーヒー中毒くらいなほどコーヒーを飲むんですが、リトリートではハーブティしか飲めない。2日目には私はもうカフェイン切れでひどい頭痛がして大変でした。

そのときはじめて、コーヒー中毒になっていたことを痛切し、もうコーヒーなんて飲まない!と決心した。そこで、リパブリック・オブ・ティーへのインスピレーションが閃いたのです。


記者
「(この会社も売却したので)お2人は今は何をされているのですか?」

パトリシア
「友達の会社に投資しているんですよ。どんなに忙しくても、ちょっと立ち止まって、あなたが口にしているものを味わってみる時間を作ってみよう。それは袋に入っていても、とても健康な食べ物で味わう価値があるのだから。。といったようなコンセプトなんです。自然食をベースにしたエナジーバーの開発ですね。

記者
「スピリチャルとビジネスが共存できないと思っている人に対してメッセージはありますか」

メル
目の前にあるたくさんの物事に対してNoと言うとき、そしてそこに意識が向かうとき、私達は満たされることはありません。そこから人生を創造してゆくことを強いられてゆくわけですが、誰だってそんなふうに、自分の幸せを創造することができると心から思います。

もちろん、障害はあるでしょう。時には厳しい状況に陥ることも。でも、想像できないような場所に行きついても、絶対に光を見つけることはできるのです。

私は、タオイズムの思想が好きなんですが、そこには明と暗があるわけです。吸気と呼気。対極がうまく働いて人生の醍醐味となっている。苦を背負いながらも同時にそれを楽しむことができるということ。

パトリシア
「苦しみって、結局は自分自身が道を邪魔しているのが原因だったりする。自分が自分に制限をかけて足をひっぱり、物事をきちんと見えなくしていたりする。自分だけを見つめて、その問題について考えてばかりいたら、それは「今、ここにいる」ということではないのです。

メルはよく、そんな固くならずに今を意識しなさい、とよく言うけれど、そんなに固くならずに今を意識して食べなさいというのが新しいビジネスのスローガンなんですよ。


tricycle.org


なんて素敵なご夫婦。


 

シンプルなので、ぜひ英語で!アメリカでは永遠的にベストセラー。
日本ではレビューも少なく人気が今ひとつなようだけど、もしかしてその原因は。。。


こっちに人気を奪われている?



バカボンのパパと読む「老子」 実践編 (角川文庫)



夫婦のインタビューのソース元:tricycle.org
引用部分はサイト内のインタビューを私が簡単に訳したものです

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