母の日に思う【子育て後の親の生き方】




『母の日』に、私は楽しく仕事をしていた。

帰宅すると、息子がどこからか買ってきた花束とカードを用意してくれていた。じーん。
カードは、泣くかもしれない、と思って、その場では読まなかった。元夫から感謝の言葉の電話が来た。それから彼氏が来て、私達を洒落たレストランに連れて行ってくれた。
いつにもまして、愛と感謝でいっぱいの空気に満ちている。

帰宅して、息子からのカードを読んでみた。
中にぎっしり書いてくれたメッセージは、とても嬉しかったけれど、表紙にプリントされている文章の方に、心を動かされてしまった。



.... but I do know how it feels to have a mom like you.

 It's the feeling of knowing, no matter how far from home I go, wherever my path takes me, I will always have a place to come back to.

お母さんのことを思うと、確信できるよ。これから、僕がどんなに遠くに行こうとも、どんな道を歩もうとも、帰ってゆける場所があるということを。

じーん、じーん、じーん。

カードを貰ってから3日経つが、これを見るたび、ちょっと泣ける。

私が最近思っていたことへの答えだった。

子供がそろそろ巣立つ年齢の世のお母さんは、「子育てが終わり」「子供が進学などで家を出てゆく」という環境を目の前にして、心の準備もしなくてはならない。

特に私みたいに、シングルマザーで、子供は一人っ子で、高校卒業後はかなりの確実で家を出るという状況だったら、もう、お別れは目の前だ。

そして、互いが自由になる。

子供が巣立つまであえて再婚はしないという人は、たくさんいると思う。私もそうだ。

恋愛は色々と楽しんだ。今はすっかり落ち着いてしまっているけれど、それでも同棲や再婚は特に考えていない。その意味がないほどに、底なしの愛を受け取っているから、寂しさも不安もない。

私が満たされて幸せでいると、そのエネルギーは大切な人たちに循環する。

前進している息子を見ていると、私だって前進する希望が湧いてくる。これからのことに不安に襲われることはあっても、それは一時的なことだ。

愛と不安の波動はまったく違うものだから。


子供が巣だったら、私は、ここに住む理由もない。私を無条件に愛してくれる人を置いていけるか分からないけれど、ここまで守り抜いてきた自由を使ってはどうだろうか。今年になってから、こんなふうに考えるようになっていた。

思い切って、短期でもいいから、引越しちゃおうかな?

子供への経済的な援助や色々なサポートはしつつも、海外に移住することもできる。知らない土地に飛び込んでゆくことは、20代のうちに何度も体験済みである。この年齢だって、不可能ではない。

そうしたことを考えるたびに、自分らしさが蘇ってくるような気がしないでもなかったのだけど、ごく最近になって、子供が気楽に戻って来れる実家を確保しておいた方がいいのかもしれない、という迷いも生じてきていた。

だから、カードに『帰る場所』という言葉を見たときに、わっと泣けてしまった。

物理的な意味とは限らないが、私には、それが答えに見えてしまった。

とりあえず、私はプランや願望を放置しておこうと思う。どこにいようと、私は自由を謳歌できるし、この幸せな気持ちは変わらない。

自分の願望が分からなければ、無理やり決めない方がいい。そして、ウダウダ悩む必要もない。今を大切に生きていれば、ちゃんと答えが生まれてくる。(LOA)

それに、あれこれ考えたり計画を立てても、宇宙はサプライズを、思いがけないタイミングで送り込んでくるのをやめない。

ところで、これを書いたところで、日本では高校を卒業した子供が実家に住み続けることは別に不思議でも何でもないことを思い出した。

アメリカでは、ちょっと違う。



アメリカの親の「子育ては、高校までで終わり」という考えが一般的です。その後は、親、夫婦の時間なのです。

したがって、子どもが大学生のなると家から追い出す事をはじめます。

子供の時には徹底的に親が子供を守るという姿勢のアメリカですが、子供の高校卒業と共に家を出て行かせ、自立させるというどこか不思議な国。

子どもが自立したら、家を売り払って、楽しみの第2の人生を送ります。定年後を第2の人生と考える日本との違いがここにあります。親の生き生きとした人生の送り方が、子どもに大きな影響を与えるのだと思います。

実の親でも即逮捕?アメリカの子供を守る体制がスゴい!!


『親の生き生きとした人生の送り方が、子どもに大きな影響を与える。
まさにその通りだと思う!

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