単独親権は日本だけ【共同親権の心温まるエピソード】 



子供を産むのであれば、絶対に絶対に誠意のある相手を選ぶべき。何があっても、誠意を失わずにいてくれる人。互いにリスペクトできる人。信頼できるという直感を持てた人。そして、もちろん、自分だってそうあるべきだ。



子供に会えずに泣くパパたち@日本


ある日本人男性のお悩みを聞いて、ちょっともらい泣きしてしまった。

妻が、夫婦喧嘩をきっかけに子供を連れて家を出てしまったんです。そして、弁護士を雇って、勝手に離婚の手続きをはじめてしまいました。

 僕は離婚には応じましたが、彼女が単独親権をもっているために、子供に会えるのは2カ月に1回だけになってしまいました。

 浮気したわけでもなく、DVでもなく、本当にくだらない夫婦喧嘩が発端だったんです。それが、一方的に離婚を迫られ、養育費は払い続けているのに子供に会えない。

こんな人生は、辛すぎます。。

どこまでが事実か分からないけれど。。。
もしも事実だったら、かなり気の毒!

それで私は、日本では離婚後、父母のどちらかが親権を持つ「単独親権」を裁判所が定めることを知った。たいていは母親側になるとのことで、それについては理解できる。

先月、同じように親権を奪われた男性が、国を相手に単独親権を憲法に問う、全国初の訴訟を起こした。子供は毎週父親に会いたがっているのに、法律により月に2回しか会うことができないという現状のようだ。

単独親権でうまくいっているケースも多いはずだから、一概に悪いとは言えないと思うが、アメリカ、そして他の先進国でも、離婚後は共同親権が認められている。




日本以外の先進国で取り決められている共同親権


共同親権ってなに?
Wikiによると、「子に対する親権を父母の双方が持っていること」。 もしくは「父母が共同し、合意に基づいて子に対し親権を行うこと」


アメリカ大使館のサイトには、アメリカの法律として、こんなふうに書いてある。

『親に子供と接触させないようにするには、例えば子供に対する虐待や親の重大な精神疾患など特殊な状況のあることが証明されなければならない。

親が子供を虐待した場合や、親に重大な精神疾患のある場合でさえも、裁判所は、親と子が裁判所の監督下で接触することを許可する可能性がある。』(詳細)


共同親権にはそれなりの問題もあるが、うまくゆく条件があるということを、私は体験上から理解している。


アメリカで離婚した私たちの場合(共同親権)


私と夫は、数年の別居を経てから、周囲が驚き呆れるほどにゆっくりと時間をかけて離婚をした。
子供がいると、離婚は少しばかり複雑になる。

私が住む州では育児心理学のセラピストが行うグループセッションに参加することが義務付けられている。離婚が子供に及ぼす悪影響とその対処法を数時間かけて学ぶ。費用は片親につき100ドル弱。夫婦そろって参加しなくても良い。私達は別々に受けた。

このクラスに参加したことにより、自分たちが「別居や離婚にあたって、親が子供に絶対にしてはならないこと」をちゃんと把握していたことを認識することができた。

離婚申請書には共同養育についての細かいルールが何項目もあり、すべてきちんと記入しなければ受理されない。どちらがいつ、どこで子供と過ごすのかを、気が遠くなるほど細かく設定する。

何曜日の何時から?週末は?隔週?毎週?どちらが送ってゆくの?片方が迎えに行くの?そのガソリン費用はだれ負担?夏休み、冬休み、春休み。どちらの家にいつからいつまで?休日、祝日は?費用は?学費は??
私が100%子供と過ごす、などと書いたら、不可扱いで送り返されてしまう。

意見が食い違う夫婦は弁護士を立てることになる。かなり仲たがいしている夫婦に関しては、このルールが破られると誘拐扱いにもなるので深刻である。私たちは、弁護士も民間ミディエータ―も通さずに、私が好きなように記入した。全部適当である。元夫が黙ってそれにサインした。

なぜそんなことができたのかといえば、信頼関係ができていたから。

別居中も、元夫は、いつでも子供に会うことができた。いつでも子供に連絡が取れたし、送迎ついでにみんなで食事に行くこともあった。おばあちゃんの家でみんなで祝日を祝ったことも何度もある。ほとんどの週末を父親宅で過ごしていた。今年のイースターも、午後はそれぞれのプランがあるので、早めのブランチをみんなで一緒にする予定だ。

私の中で、こうした感覚が確実に「常識的なこと」になったのは、アメリカに来る前に北欧で4年間ほど過ごして、北欧人たちの生き方が自分の中での常識になっていたからかもしれない。結果的には、喜ばしいことだったと思っている。

共同親権がうまくいくケース


共同親権がうまくゆくのは、親権の欲しい夫婦が互いに協力しあい、子供を第一に考えて、信頼関係を築けている場合。これにつきると思う。

私が子供と日本に行きたいといえば、元夫は喜んで送り出してくれる。子供を誘拐するつもりか!など神経質になることもなく、万が一のために出国審査官のために父親としての許可書を一筆書いてくれたりする。(審査官に止められたことはないが)

反対に、夫婦間でのトラブルが大きければ大きいほど、苦労することになるのも共同親権の方である。
相手が子供に会えなくなのを避けるため、仕事や再婚による引越もままならなくなる。元のパートナーがかかわってくることで、自分の恋人や再婚相手の器量の大きさも試されるところだ。

共同親権か、単独親権のどちらがいいのかといえば、私にはよく分からない。どちらにも親権があるがために、子供をめぐってバトルを繰り返すセレブが多くて、しょっちゅうニュースになっている。

私は、自分たちがあまりにもトラブルなくやってこれたことに感謝してもしきれない。もちろん子供には申し訳なく思っているが、それでも、とても幸せなケースであると思っている。

だから、子供を産むのであれば、絶対に絶対に絶対に誠意のある人を選ぶべき。何があっても、誠意を失わずにいてくれる人。互いにリスペクトできる人。絶対的に信頼できるという直感を持てた人。と私は思う。ちゃんとハートのある人。そして、もちろん、自分もそうあるべきだ。

「イクメン」増えても。。親権不平等の国、日本
(日経電子版)


共同親権の特徴



両親相互にオープンなコミュニケーションを行うので、離婚の打撃からの回復が可能となり、子供が安心して発育できる環境作りが可能となる。
●離婚後も両親の接触が増えるので、両親間の争いが激しくなるケースがある。

●親は子供のために費やす時間が減るので、他のこと(例えば勉学)のために時間を使うことができる。

共同親権により育てられた子供は、両親がそろっている家庭の子供と比較して、遜色ない発達を示す。これに対して単独親権では、ずっと悪い発達を示す。

離婚後の子供の状態に大きい影響を及ぼすのは、育児の質と経済的安定性である。共同親権では、その両者が良好となり、子供の行動、精神、学業の面で、全体と比較して遜色ない発達を示す。

離婚後の共同親権では、子供を奪い合わないので、親同士の争いが減る。
親がしばしば争って敵意のあるようなケース(全体の15%から20%[25])では、子供の精神的機能は不良となり、離婚後の共同親権はうまくいかない。

●離婚後の父親と母親の紛争が減るすでに欧米各国は共同親権に移行しているが、単独親権から共同親権に移行すると、父親と母親の紛争が減ることが観察されている。両親は、単に子供の時間を分け合うだけでなく、もっと積極的に協力して子供の養育を行うようになる。また単独親権者の育児負担が減る。両親から子供へ提供される資金が増える。

●共同親権に移行すると、両方の親がそれぞれの役割を果たすことが可能になり、子供の精神的予後が改善する。離婚していない両親の子の精神状態に近づく。また、新しい夫や実の母による子供への虐待が減る。

地域の離婚率が低下する共同親権への移行後、1、2年以内に、その地域の離婚率が低下する

Wikiより


おまけ (アメリカで有名な心温まるエピソード)


アメリカでSNSをしている人なら、誰でも一度は見たことがあるかもしれないこの写真。2015年にニュースで紹介されてから、あっという間に拡散されて、たくさんの人たちの心をぎゅっと掴みとってしまった。今でもときどき流れてくる。





ある屋外ウエディングのセレモニー。

バージンロードを花嫁と歩くのは昔から父親となっているため、ここでも「生みの父親」のトッドが花嫁をエスコートすることになっていた。

ところが、実際に花嫁を育てたのは義理の父親(写真左)。

トッドは、元妻の旦那であるバックマンが、自分の娘を大切に育てあげてくれたことに感謝していた。だから、自分の直前になって義理の父親のところに行き、「父親として、一緒に歩こうよ」と腕をつかみ、3人でバージンロードを歩いたのだった。


こうした、エゴを捨てた、純粋な無限の愛に、感動しない人はいなかったはず。
どんなに、この娘さんが愛されているか、娘さんのお母さんが愛されているかが痛いほど伝わる。

21歳の娘さんにとっては、願いが叶った瞬間だったそう。
母の再婚が決まったとき、自分の結婚式には2人の父親が仲良く手を取ってくれたら、望んだけれど、「きっとそんなのは無理」と諦めていたことだから。

一方で義理の父親の方は、彼女が「義理の娘」となったときから、いつかバージンロードを一緒に歩きたいと願っていたそうだ。しかし、自分にはその権利はない。

離婚当時は裁判沙汰となり、喧嘩も続いていた元夫婦。だけど子供のことを一番に考えて、関係は良くなっていった。

アメリカでも、まだまだこうしたことは珍しいがために、たくさんの人たちの心に響いた。とても素晴らしいことだと思う。





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