スリムスーツは日本ではNG?






ティーンの息子のスーツ


先日、ビジネススピーチのコンベンションに学校の先生と仲間と行った息子だが、結局州予選のファイナリストには残らなかった(涙)

残念だが、残った他高校の生徒たちをSNSで見ると、オーラ―感が半端ない。色々な刺激を受けて、とても良い体験になったと思う。晴れやかな顔で戻ってきた。来学年にまた頑張るらしい。

州予選に通過したらまたスーツを新調してあげるという約束だったものの、店の割引コードがアプリに届いていたので、誘惑に負けて、また買い物に行ってしまった。

今年に入って、何着購入したことか。でも、お洒落に目覚めてくれたのは嬉しいし、こうやって一緒に服を買う時間も残り少ないと思うと、なんだかじーんとしてしまって、すごく幸せな時間なのだ。今回は、黒に近い色合いの生地を選んでいた。

色々な人たちがネクタイをくれたりする。

学校の先生とか、臨時で来た先生とか、掃除か何かのおじさんまで!

君のスーツに似合うかなと言って、お古のネクタイとか、一度も使わなかったネクタイとかを自宅から持って来てくれるのだ。みんな本当に優しい。たくさんあると、コーディネートの練習にもなるので本当に重宝する。

息子はすらりとした長身体型だし、私個人の好みもあってスリム・フィットというスタイルを選んでいる。その名の通り細身のシルエットで、ヨーロピアンのモダンで若々しいシルエット。


しかし日本では細身のスーツはNGらしいと、この記事で知った。



「細身のスーツはビジネスにおいて信用されない服装です。『仕事ができるように見せたい』『モテたい』という目標があるなら、手出しは無用です」ニュースサイトで読む(ビジネスジャーナス・日本語)


スキニージーンズのような細身がダメということだが、アメリカで言うところのエキストラ・スリムフィットくらいかもしれない。


アメリカでは、スリムフィットは間違いなくトレンドであるから、ビジネスシーンでも問題はない。ワイシャツでもそうだが、胸板が厚い人だってこの型を選ぶことができる。

一番問題なのは、どんなシルエットであろうとも、サイズが合っていないこと、そして質感ではないだろうか。ダボダボ、ぴちぴちは致命的。

息子が数か月前に父親に連れられてテーラーで仕立ててもらったときは、スリムフィットという言葉は使わずとも、体に合わせて細身のシルエットに仕上がった。が、余裕感のあるフィットである。やはり既製品と違って特別感がある。貴重な体験になったと思う。

一番最初のスーツはH&Mで買った。お洒落で、サイズも豊富で気に入っていたが、決して長持ちする質ではない。パンツも薄いので真夏には重宝したが、秋にサイズが変わったのを機に卒業した。



ボードウォークエンパイアはお洒落!


息子にすすめられて、スティーブン・ブシュミのボードウォーク・エンパイア 欲望の街」を今になって見ている。

2011年に放映されてエミー賞を受賞したシリーズである。作成総指揮があのマーティン・スコセッシで話題になった。

舞台となっているのは、禁酒法が定められた1920年のアメリカ。政治家やマフィアなどが出てきてすったもんだの事件が起きるのだが、今の時代とは違うシーンに目が釘付けになっている。演技力や脚本はもちろん、男性のファッションが素敵すぎ!

以下は、アル・カポネとジミーがスーツを仕立てているシーン。ジミーの分は、太っ腹のカポネが払う設定。


テーラーがアル・カポネにスーツを着せて言う。

 「スリム・カットです。
とてもア・ラ・モード(洗練されて現代的)ですよ」




カポネは小太り気味だが、それでも余裕を持って着れるのが、正しいスリムカットである。「肩幅が広く、男らしいシルエットになっています」とテーラーが説明。カポネにちょっとびびってるところが可愛い。出演者たちの演技には惚れ惚れする。

息子にとっては、歴史、ストーリー、ファッション、すべてがツボにはまっているらしい。ときどき別々に見るので、一緒に観るときはどちらかが二度見するはめになるが、それくらいは見れてしまう。


Photo from Vintage dancer

このドラマに登場する男たちのファッション。どうしても目につく彼らの襟元。1920年のアメリカのトレンド。

一流スタイリストによるコーディネートは一見の価値あり!キャンセルになってしまったようで残念だが。。


楽天にて






ジェームズ・ボンドのスーツ論議




いつでも絶対にどこでもスーツ!といえばジェームズ・ボンドだが、スリムカットで言えば、彼のスーツは色々と論議を呼んでいた。

たとえば「スカイフォール」で着ているのは、トム・フォードのスーツ。
ハリー・ポッターシリーズのコスチュームデザイナーであるジャニー・ティマイムが、現代版ボンドを演じるダニエル・クレイグにぴったり合うように丁寧に監修した。





激しいアクションシーンが続くオープニングシーンだけで、スーツは同じものが、なんと60着もそろえられた。ダニエルのために30着、スタントマンのために30着である。

撮影期間中に体づくりなどで筋肉のつきも変わるだろうし、スタントマンとも少しばかり体型が違うなど、いろいろな条件がある中でも、彼の演技もスタイルにもいつも夢中になってしまうが、このスーツが「きつすぎる」「スリムカットすぎる」という声もちらほらあった。

歴代ジェームズ・ボンドのスーツを追うサイト(The suits of James Bond)でも、著者がサイズについて酷評していた。が、そうした評価がネットで下されるたびに、ダニエル・クレイグのファンが男女ともに「あれでいいのだ!」と反論を書き込んでいるのも目につくし、ジャニー・ティマイムの手にかかった着こなしはやはり文句のつけようもないと思うのだが。


アマゾンプライムで映画を見る

つまり、どんなスーツを着ようとも、批判する人は出てくるということなのだろう。だから、周りの目など気にすることなく、自分が好きで心地よいと思えるものを着ればいいのではないかと思う。スーツの着こなしは、靴、時計、小物、ネクタイと奥が深いし、楽しいと思う。自分が楽しんで着るのが一番!





洗濯機で洗えるスーツ(コナカ)


追記で~す


The report of the week


必ずスーツ姿で登場する、このYoutuberも紹介しておこう。
彼は現在21歳で、すでにティーンではないが、数年前に息子が見ていたときは、このダボダボのスーツ姿に衝撃を受けた(笑)。
10年くらいこのスタイルでやっているそうだ。

ド真面目に見える彼は、仲間と群れることをせず、一人で車の中や部屋で、ジャンクフードを食べてレビューをしながら淡々としゃべり続けている異色ともいうべき彼はトップユーチューバーではないかもしれないが、アメリカのティーンの間ではかなり有名な存在である。
スーツのサイズが合わないといえば、私の中では彼なのだが、本人はそんなことは気にせず自分をブランディングしてしまった。すごい!

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