自分のいる場所がパワースポット 【アメリカ事情】


住む場所に好みがあるのは自然なことだけど、本当の意味でのパラダイスなんて、ない。色々な国や街に住んだ体験からも、そう思う。まずは、今日いちにちを気分良く過ごすために、自分のいる場所をパワースポットにしてみてはどうだろう。




パワースポットでサンセットを見た。波の上に光が舞い降りて、うっとりするほど美しい。ここで軽く瞑想すると、感謝で涙が滲み出てきてしまう。

入り江になっているこの場所は、自宅から車で10分もかからないとはいえ、某敷地内にあるので、普段はあまり来ることはない。考えてみれば、もう2,3年ほど足が遠のいていたかもしれない。

それが今、息子がここで開催されているプログラムの招待を受けて毎週参加することになったものだから、運転手の私は彼を送り届けたあとに、この景色を見ることを余儀なくされているのだ。なんという偶然で幸福な時間。

パワースポットという定義はいろいろあるのかもしれないけれど、そういう意味では、実はこの場所はパワースポットでも何でもない。

私の愛してやまない映画が撮影された場所だから、思い入れのある場所というだけだ。

映画を見ていたときは、そんなことはちっとも知らなかった。旅行で訪れたときに偶然発見して、今は同じ通りに住んでいる。そんな不思議な巡り合わせが、自分にとって奇跡であるから、私のパワースポットとなっている。

ぐんぐんと沈んでゆく巨大な太陽を前にすると、宇宙の存在をはっきりと感じずにはいられない。こんなふうにして太陽が沈むのはあたりまえ。でも、本当にそうだろうか。これこそが奇跡であって、それに比べたら、私達が体験する日々の偶然性など取るに足らないことかもしれない。

この街のパワースポットといえば、観光エリアのビーチであるはず。真っ白いパウダーシュガーの砂が宇宙を思わせる空の下に広がっている。青々とした海を眺めていると、イルカに出会うこともある。あの場所に立つと、瞬時に癒され、波動が高まることは間違いない。

でも、エネルギーをリチャージするという意味では、私達は、いつでもどこでも、自分でそれをすることができる。その上で、波動があがり、癒されて、愛で満たされてしまう場所、というのであれば、どこだってパワースポットになりえるのではないだろうか。

フロリダの海沿いの都市に住んでいる住民は、自分たちがパラダイスに住んでいるということを認識している。少なくとも、私が知っているほとんどの人たちはそうだ。

それで、ふと、州別の幸福度を見てみたいなと思った。こうしたランキングは、調査方法や年月、主催者によっていろいろと違うことがあるので、あまりあてにならないとは思うが。。

たとえば、WalletHubによる去年の調査では、幸福度1位の州は、ハワイだった。さすが。次いでユタ、ミネソタ、ノースダコタ、カリフォルニアとなっている。色が濃い方が順位が高い。州にカーソルを当てると名前と順位が出てくる。得点の要素は、社会生活や心身面の健康、仕事など。

フロリダは、10位にも入っていなかった。。。。笑(というか涙)



Source: WalletHub


同じ2018年でも、世論調査の結果では、もっとも幸せな州は7年連続でハワイ。
次いでワオミング、アラスカ、モンタナ、ユタと少しばかり違っている。フロリダはやはり中間をうろうろしている。そして私は、次に目にした記事で頭が混乱してしまった。

なぜなら、同じく去年発表された、自殺が最も多い州のランキングは1位がモンタナ。ついで、アラスカ、ワオミング、ニューメキシコ、ユタ、ネバダ、アイダホ、が上位だったから。(ソース元

つまり、幸福な州の上位にランクインしている州がいくつもかぶっているのだ。モンタナ州でいえば、アル中の多さと銃所持が合法という点、冬の日朝時間が短く高地という立地条件が鬱の多さに起因していると書かれていた。(NBCNEWS

ついでに言うと、2018年のホームレスが最も多い州は1位のカリフォルニアに次ぎ、オレゴン、ネバダ、そしてハワイである。最も幸せな州なのにホームレスの数が上位とはどういうことだろう。自殺者もホームレスも少ないランキング上位入りを果たしているのはニューヨーク州である。こうした数字だけ見ても実際の良さや問題は、個人レベルで違うだろうし、住んでみないとまったく分からないものでもある。

フロリダは離婚率が多く、失業者が多いのが問題点となっていたが、海沿いの街の景気の良さはすさまじく、コンドや住宅の建設ラッシュで数億円の物件がすぐに埋まってしまうほどだ。レストランや店も次々にオープンして、サービス業の人手が足りない。
そして、自殺の多い州のランキングでは、ちょうど真ん中あたりである。

青い海の上に、延々と9キロほどのびた美しい橋がかかっている。
クルーズ船が通るために一番高いところは海抜55メートルの高さがあるが、私のような高所恐怖症の人間でも平気で運転できるし、そこから景色には息をのまずにはいられない。哀しいことに、その橋から飛び降りた人が、去年は記録的な数となってしまった。
19人もいたのだ。19人目は、助かった。


考えるだけで、胸が痛くなる。橋の上には、ホットラインの電話もある。もしもそこに立ちすくみ、東の空を見つめ続けたいたら。。。

明けない夜はない。私にしても、幾度となくこの言葉に救われたある。
ピュアなエネルギーの塊のように、目もくらむほどの神々しい朝陽の光。その人たちが、橋の上に立っていたとき、水平線から生まれる太陽を見ることができていたら、と心から思う。


セーフティネットを張る案件が出た。さっそく、フォトショップで橋に網をつけ足した画像がジョークで出回った。それは、カリフォルニアのゴールデンゲートブリッジが工事している自殺防止ネットとはちがって、いかにも漫画的な画像であったが、橋の構造が違うために同じことはできない。人数的にはゴールデンゲートの方が深刻だが、こちらだってこれ以上の被害者が出ないように祈るのみ。。。

とても辛くなったときの応急処置は、深呼吸が一番だと思う。

あまりに辛いときにはパニック状態になって、呼吸が浅くなっていたり、息苦しくなっていたりすることが多い。

ゆっくりと息をはきながら、頭の中を空にしてゆく。そうすることで、自分を苦しめている感情の勢いが弱まってくる。すぐにポジティブになるのは無理があって逆効果だから、まずは、感情をニュートラルに戻してみる。(by Abraham)

住む場所に好みがあるのは自然なことだけど、本当の意味でのパラダイスなんて、ない。色々な国や街に住んだ体験からも、そう思う。

まずは、今日いちにちを気分良く過ごすために、自分のいる場所をパワースポットにしてみてはどうだろう。



さっき、朝陽を浴びながらビーチを散歩していたら、だれかが作った大きなワニを発見。白い歯まで作られている。こんな小さな発見だって、幸せ気分をもたらしてくれる❤



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