魂レベルの相手に出会う近道



昨日の彼女の、別のエピソード。
(昔のブログから)


彼女は50代後半のアメリカ人女性。
孫や娘たち、母親、親戚、仲の良い友達に囲まれ、
25年間連れ添った再婚どうしの旦那さんとはラブラブで、
彼の話をするときは瞳がきらきら輝いてしまう。

旦那さんは今どき珍しいくらいに他人に対して親切で、
悪く言えばお人よしらしい。

そのために損をすることもあるけれど、
彼女は愚痴ったりしない。

そんなところでさえも愛しい!
すべてをひっくるめて大好きなのだと言う。

彼と出会った頃、
彼女は前夫とまだ結婚してて2人の娘たちを育てていた。

彼女と一緒にピザ屋で働いていた女友達は
自分の旦那の悪口ばかり言っていた。
それを聞きながら、彼女は、
自分の結婚生活は決して幸せじゃないけれど、
友達のそれにくらべればまだマシだなぁ。と思っていた。

とある晩、帰宅しようと思ったらクルマに異常が見つかった。
夫は仕事中で迎えに来てくれない。

その女友達も手が離せない。
でも、いつも愚痴ってる旦那を呼んでくれた。

どんなイヤな奴が来るんだろうと不安な気持ちで待っていたら、
やって来たのは、背の高いハンサムな男性。

青い目にブロンドで、とても親切でユーモアのセンスがある。
この人が、彼女のダメ旦那なわけがない。

「あなた、彼女の弟?」
「いや、夫だよ。」
「まさか!」

聞いていた人と全然違う。

女友達は自分の夫はデブだと愚痴ってたのに、
目の前にいる男性は筋肉質のカラダだし。

そのとき、2人は互いに、恋に落ちた。
(と、彼女は言う!)

結局、彼女は離婚して、2人の幼女と一緒に、
その青い目の男性、つまり女友達の旦那と
連れ子再婚することになった。

女友達は、彼に愛想をつかしていたのですんなりと離婚し、
のちに誰かと再婚した。けれど、その結婚も続かなかった。

「きっと彼女の曇った瞳の前では
どんな男性もデブでバカでだらしないダメ男。
でも私には、彼女の元夫が素晴らしい男性だとすぐに分かったし、
それは今でも変わらない!私は、とてもラッキー!」


2人は赤ちゃんを授かり、子供のいなかった彼は、
彼女の連れ子2人とベイビーを
何の分け隔てもなく愛情いっぱいに育てあげた。

連れ子の娘2人がまだ小さかった頃、誰が一番、
彼を愛しているかでちょっとした口論となった。

彼女が旦那さんに向かって
I love you to England!
と言うと、

娘たちは
I love you to Mexico!
と言い張った。

何度となく繰り返されたその言葉。

娘たちは、
アメリカからメキシコに行く方が

アメリカからイギリスに行くよりもずっと遠くて大変だと信じていたから、

イギリスに行く分の愛情を抱えたお母さんより、

メキシコに行く分の愛情を抱えた自分たちの方が

勝ってる!もっとパパを愛してる!と言っていたわけだけど、

そのうちに、メキシコの方がイギリスより近いのだと分かって、
それも笑い話になってしまった。

と、いうことで、彼女の指輪の裏には

I love you to Mexico

という文字が彫られている。

それを見ると娘たちと夫とみんなで笑った
あの幸せな瞬間が蘇るから。

「そして、それが今でも続いているの。」

私のことをよく知らないのに、
私のことが大好きでアイラブユーと言ってくれる、
どちらかといえば人見知りな彼女がバレンタインデーを前にして、
こんな素敵な話をシェアしてくれた。

実は彼女は、
こう言ってはなんだけれど決して美しいわけでもなく、
一般的に言えば、コンプレックスだらけの容姿、になると思う。

でも、自分が生まれ持った容姿を
愛しんでいるのがよく分かるし、自分を卑下したりしていない。

コンプレックスを隠そうともしていない。
その、まっすぐな自信がとても羨ましく思える。

相手探しをしてるとき、
相手や自分の容姿を気にしたり、物質的なことに気を捕らわれすぎてばかりいると、
自分はもとより、相手の本質すら見過ごしてしまったりすると思う。

すべての面で自分らしさを大切にしてる方が、
魂レベルの相手に出会う近道なのだ。

"I love you to the moon and back"

月を往復する距離くらい長く(深く)あなたを愛してます♪

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